- <生命保険>後藤 浩之

終身保険活用方法A

写真 ≪Aさんを被保険者とした場合の終身保険活用方法≫
契約者:Aさん    被保険者:Aさん    死亡保険金受取人:Bさん

<検討の主なポイント>
@Bさんの老後生活資金対策
A配偶者の税額軽減制度をふまえた対応配偶者の税額の軽減とは、被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が、「1億6千万円」もしくは「配偶者の法定相続分相当額」のどちらか多い金額までは配偶者に相続税はかからないという制度。

終身保険活用方法@

写真 相続・事業承継において生命保険活用する場合、個人契約は、相続税だけでなく、非課税枠の活用や遺産分割や議決権対策等、必要な財源の確保という意味では非常に効果があります。
 
今回は「終身保険」に注目して、契約者、被保険者等のパターン別に、その主な活用例を紹介していきます。
 
一家は、Aさんに相続が発生した際の対策を検討しています。Cさんは、Aさんの事業を引継ぐことが決まっていて、Aさん、Bさんと同居しています。Dさんと、Eさんは、事業には関係していません。

≪Aさんを被保険者とした場合の終身保険活用方法≫
契約者:Aさん   被保険者:Aさん    死亡保険金受取人:Cさん

『主なポイント』
@Cさんの相続税納税資金対策
ACさんがその他の相続人に対して支払う代償交付金等への備え
B500万円×法定相続人数の非課税枠(相続税法第12条1項5号)
CAさんの遺志の実現(療養看護をしてくれた子に遺す)
※相続人以外の方が死亡保険金受取人となった場合は、「500万円×法定相続人数」の非課税適用はありません。また、相続人以外の方の相続税は、2割加算となります。死亡保険金受取人の指定にあたり、ご留意ください。

死亡保険金に関する非課税枠

写真 死亡保険金に関する非課税枠

まずは、基本的な生命保険の非課税枠についてみていきたいと思います。生命保険の死亡保険金には非課税枠のメリットがあるのですが、死亡保険金を受け取った場合、契約者(保険料支払者)、被保険者(保険対象者)、および保険金受取人がだれであるかによって税金が異なってきます。

 ★死亡保険金と非課税枠   
相続税の対象となる生命保険金は、一定の金額の部分が相続税の非課税財産と認められます。その金額は、500万円×法定相続人の数です。(※相続人でない人が取得した死亡保険金には適用されません)   

計算例    
−妻が4,000万円、子が1,000万円の生命保険金を受け取った場合

妻(500万円×2人)×4,000/5,000=800万円
    4,000万円−800万円=3,200万円…課税対象金額     ]

子(500万円×2人)×1,000/5,000=200万円
   1,000万円−200万円=800万円…課税対象金額

尚、「法定相続人」になれる養子の数は決まっていて、被相続人に養子が複数いる場合には注意が必要となります。法定相続人に含まれる普通養子の数には、被相続人に実子がいる場合には、養子が何人いても1人まで。また、被相続人に実子がいない場合には、養子が何人いても2人までとなります。


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生命保険の活用・・・・序章

写真 『相続』というキーワードを聞いても、私には関係ない・・・と仰る方がほとんど。
その理由は、「そんなにお金ないから・・・」と言う。

しかし、実際に問題になっているのは5000万円以下での相続問題が、75%を占めている。
決して、大金持ちの人達だけが相続問題になっているとは限らない。
ちなみに、お金持ちほど、お金があるのでうまく分割できるのだとの話もある。

また、「そんなにお金ないから・・・」と言う人達は「私には関係ない」と考えがちなので、実際のデータも把握しておらず、やはり相続が起こってから現実を知り、争族へと発展していく。
そして、問題は現金を分けるのでなく、一軒家やマンションなどの不動産相続の問題であって、すぐに分割できず話を長引かせる原因にもなる。

さらに、実際に受け取る側の遺族としてはモノより現金を望む方が圧倒的に多い。

そんな問題を解決する方法の一つとして、学校でも会社でも詳しく習うことのない生命保険の効果的な使い方を今後解説していきたい。


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